みちくさの完成形

何か中大型の企画をまとめようと思います

天空の住宅都市と斜坑エレベーターを見学しに行った話

エアコンが非常に気持ち良い季節になってきました。どうも、ひろせがわらです。記事をぶち上げたいものの近頃は映画館でトム・クルーズの映画を見まくっているので話題にできるお出かけをしていませんでした。なので今回は過去のお出かけ内容をあたかも最近行ってみたかのように偽装して執筆することにしています。最後までよろしくお願いします。

ところでタイトルにも書いてある通り、この度ぼくが訪問したのは「天空の住宅都市」です。何それ?天空と呼んでいるだけあって標高の高い場所にあるんだろうということは分かるかと思いますが、なんだかしっくりこない名前です。

 

東京の端っここと高尾から中央線に揺られて20分、中央(東)線は四方津駅にやってきました。高尾から西の区間国道20号、中央道含めて山がちな地形を往くルートになっています。ちなみに四方津という地名、「しおつ」と読みます。

 

ちなみに降りた時の写真がこちらです。国鉄型電車の211系が今でも元気に甲斐路を走っていますね。

ところで気づいているでしょうか、先ほどから写真に妙な構造物が映り込んでいることに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何やアレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

透明なパイプが山肌にくっついています。初見の人なんかはマジに自分の目を疑うかもしれません。何が起こっているのか?確かめるためにも先ずは駅を出てみます。

 

改札を出てみました。古めの駅舎と大文字のSHIOTSU STATIONがイカしますね。でも箆棒に田舎というわけではなく、ICカード専用とはいえ改札機も設置されています。後ろにそびえる緑の山々も絵になっています。

 

写真を撮った場所から180°ターンするとこんな看板が設置されています。コモアしおつ...?コモアブリッジ...?

 

足元注意なさい看板がやかましいから気を付け看板にサンドイッチされています。よっぽど迷惑しているんでしょうね?

 

ちなみに駅前から歩いた通路は国道20号線を跨ぎます。やたら狭い歩道も国道らしくて好い。

 

巨大透明パイプの入口に来ました。なんかポケモンの世界みたいです。このまま中へ行ってみましょう。

 

ここにもコモアしおつ、コモアブリッジの文字が躍っています。ここで種明かしをするとタイトルにある「天空の住宅都市」がコモアしおつ、「斜坑エレベーター」がコモアブリッジを指しています。説明のためにWikipediaから文字を引っ張ってみます。

バブル景気による地価高騰のなか、手頃な価格で一戸建てを求めるニーズに応えるべく、1987年積水ハウス四方津駅北側を造成し、1991年より戸建販売、宅地販売を開始した。80万平方メートルの敷地内には住宅地や公園のほか、小学校スーパーマーケット医院、美容室などがある。また最寄駅である四方津駅とは「コモア・ブリッジ」というガラスのドームに包まれた斜行エレベーターエスカレーターで結ばれている。またこれとは別に駅からコモアしおつ頂上を結ぶ車道があり、トンネルで結ばれている。

引用元-コモアしおつ Wikipedia

ということです。端的に言えば高台に造成されたベッドタウンでしょうか。確かに新宿から1時間と少しで来られる場所だけにここに都内への通勤客を住ませるのは理にかなっています。でもバブル期真っ只中に作られただけあってお金の使い方が派手すぎやしないかな?と思ってしまいます。

 

エスカレーターで移動するウェディングドレス姿の花嫁もいます。いいね。

 

おわ~すげ~~~

東京から60キロも離れている町にこんな大規模な構造物が鎮座している光景はなかなか信じがたいものがあります。市街地みたいな街頭が建屋内にあるのもGOOD。

 

もちろんエスカレーターのみならず斜坑エレベーターも設置してあります。

 

たぶん特注のボタン。しっかり用意してある辺り推せます。(ボタンだけに(大爆笑ポイント))

 

先ずはエスカレーターから乗っていきます。にしても長えんだこら。

 

エスカレーターに乗っているだけですがなかなかすごい景色です。まるで温室?陽が入ってくるので明るさは文句なしですが夏の日は居心地も悪そうですね。

 

一台のエスカレーターで突っ切るのはさすがに無理があるのか所々で乗換が必要になります。ちなみに左手の扉は先ほどの斜坑エレベーターのもの。ボタンが無いのでここから乗り降りはできませんがおそらく非常時に箱から出るのを容易にするための設備でしょうね。

 

とりあえずエスカレーター4台を乗り継いで上までやってきました。所要時間はおよそ7分といったところでしょうか、急いでいるときは難儀しそうです。

 

ちなみにエスカレーターを降りたところには四方津駅~コモアブリッジ~コモアしおつの模型があります。木々の生える山に突如として寝そべる透明のチューブはなかなか変わっていますね。

 

山の上の街はコモアしおつということで、至る所にコモアの文字が躍っています。なかなか変わっている。

 

町の構造を分かりやすく説明するとこんな感じです。四方津の駅に着いた住民がコモアブリッジで上にあるスーパーマーケットへ、買い物をしたらそのまま自宅へ帰ることができるようになっています。勿論車でもアクセスすることは可能ですが、車が無くても生活ができる点は他の首都圏のニュータウンとあまり変わりませんね。

 

ちなみにこちらがコモアブリッジの終点です。上に見える展望台みたいなスペースが気になるところ。

 

コモアしおつの中を歩いてみています。道路は車の通れるものと歩行者自転車のみ走れるものとに分かれており、なかなかシステマチックだなあと感じさせてくれます。

 

地図があったので貼っておきます。中心に公園と緑道が走っているのが目を引きますね。

 

道路にも名前がついています。しかもコモアしおつの中を一周する道路の名前はズバリ「市道コモアループ線」。普段なかなか道路の名前を気にしませんがこうしてみると面白いものです。

 

ということで斜坑エレベーターに乗っておしまいとします。文字通り斜めに動くので動き始めの揺れでよろめいてしまいました。

 

ボタンが「上」「下」と書かれているのはなかなか独特といったところ。箱自体も2畳弱ありかなり広いです。

 

ちなみにテレビが設置してありこの日はNHKが放映されていました。訪問が昨年ということもあって菅首相と書いてあります。

 

下端に近づくと四方津駅もよく見えるようになります。陽も傾いてきて庫内もちと熱くなっているのが怖いですけれども。

 

駅に帰ってきました。ちなみにこの駅舎は2022年に入ってから新しいモノに交換されてしまったようなのでもう見られないそうです。悲しいね。

 

先ほど上のスーパーで買ったラムネを飲みながら帰宅です。

 

 

 

 

 

 

 

アッ!オチがない!このまま終わらせるのも忍びないので今聴いている曲を貼っ付けて終わりにします。じゃあね!